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【滞在のすすめ3】老舗和菓子職人が教えるワタシ好みの「とて焼」体験

滞在のすすめ③ >

老舗和菓子職人が教えるワタシ好みの「とて焼」体験

2011 年に誕生したご当地グルメ。
その特徴はクレープと違ったふんわり感と食べ応え、そしてなんといっても豊かな個性!
好みの味がきっと見つかる。

< お話を伺った人

君島 達己さん
老舗和菓子店榮太楼・店主。パン・ケーキ屋で修行後、実家を継業。震災後、復興活動として仲間とともに「とて焼」を開発した。

最大限オープンなご当地グルメ

 とて焼とは、那須塩原市産の牛乳と卵を使って焼き上げた生地をラッパ形に丸めたグルメ。塩原温泉郷に点在する12店舗が、それぞれの得意分野を生かし、甘い系からおかず系までさまざまなトッピングを加えています。

 老舗和菓子店・榮太楼はもっとも早くからとて焼を提供する店舗の一つ。レコード盤サイズの生地に、自家製あんこと旬のフルーツを贅沢にトッピングした「きまぐれとて(500円)」を提供しています。あんこが苦手な人はチョコレートへの変更が可。榮太楼では「くるみ最中」や「温泉まんじゅう」など和菓子店ならではのメニューに加え、パティシエとしての経歴をもつ店主・君島達己さんの技術を生かした焼きたてパンも販売しています。2023年からは職人によるレクチャーつき「とて焼体験」がスタートしました。

「これまではとて焼を食べてくれるお客様と深く対峙したことがありませんでしたが、実際に自分たちの手で焼いて、好みのトッピングを楽しんでいる姿を見られることを嬉しく思います」

 震災直後、観光客がめっきり減った塩原温泉郷では、何か新しいことをはじめようとご当地グルメ開発計画がスタートしました。とて焼は達己さんをはじめとした3店舗によって発案され、希望するお店に基本のレシピを共有。町ぐるみでとて焼を広めるようになりました。「とて」というフレーズは、かつて温泉街を周回していた馬車の名前が由来だそう。「全盛期には26台運行していました。子どもの頃に見たあの景色が懐かしいです。震災を機に営業をストップしていますが、塩原の楽しみ方を多くの人に知っていただき、町が昔のように賑わった暁に、とて馬車が再開する日を夢見ています」


バラエティ豊かなとて焼を食べ比べよう

01
黒ミツきな粉とて

今井屋製菓の「黒ミツきな粉とて」。王道・和スイーツととて焼の豪華なコラボレーション。トッピングは生クリーム、粗挽ききな粉、黒蜜寒天。和菓子屋ならではの鉄板「どら板」を用いて焼き上げたふんわり生地を楽しんで。

02
チョコパフェとて

湯の花荘の「地鶏チーズつくねとて」。
地鶏をつくね焼にし、特製だれに漬け込んだ。高原野菜、マヨネーズ、チーズのジューシーな舌触り。

03
地鶏チーズつくねとて

くだものやカフェ通りの茶屋 藤屋が提供するのはチョコクリームとフルーツを使ったとて焼。
両者が互いに引き立て合うビターリッチな一品をご堪能あれ!

04
寿司とて

幸楽寿司の「寿司とて」。赤酢を使った酢飯に海鮮とかんぴょうをトッピング。意外な組み合わせだが「感動したよ」と達己さんのイチオシ。とて焼の懐の深さを感じさせる一品。

とて焼き:おすすめ滞在プログラム

“塩原温泉ぐるめ” を自分で作って味わうひととき
老舗和菓子屋での塩原特産和クレープ

「とて焼き」づくり体験

所要時間:約75分
金額:おひとり様1,800円
催行日時:不定期

ハイライト

  • 那須塩原の生乳と卵を使った地元ぐるめ「とて焼」を自分で作る楽しみ
  • 老舗和菓子屋の職人と直接対話しながら作る、交流のひととき
  • 自慢の無添加あんこが入ったオリジナル「とて焼」を、渓谷の自然を見ながら味わう

STORY

かつて塩原温泉を行きかったトテ馬車の音が「とてとて」とのんびり響くことから名づけられた「とて焼」。馬車に使われたラッパ型のクラクションの形を模したかわいらしいフォルムで、カフェから寿司屋まで多様なお店で提供されており、甘い系、おかず系などお店によって異なる味を複数食べ歩くのが楽しい塩原温泉街のご当地グルメです。

このプログラムの舞台となるのは、和菓子屋「榮太楼」。初代が日本橋榮太楼で修行したのち大正15年に塩原の地で創業し、もうすぐ100年を迎える老舗です。榮太楼のお菓子を食べて会話が弾んでほしい、という熱い思いを持ち、できるだけ地元の食材を使いながら無添加で美味しく安心のお菓子、こだわりのあんこを多くの人に届けています。

塩原温泉宿泊の思い出に、ぜひ自分でつくった「とて焼」を味わってみてください。

プログラムの流れ

行程
11:25    集合
行程
11:30 体験スタート
  • とて焼とは?
  • ヘアネットを身に着け、手を洗って体験スタート
  • 生地づくり見学
  • 生地を自分で焼いてみる
  • 好きな具を包んでいる
  • 自分で作った「とて焼」を食べてみよう
行程
12:45    自由解散

重要事項

  • 体験時間:約75分
  • 集合場所:
    榮太楼 [MAP]
    〒329-2921 栃木県那須塩原市塩原689
    塩原温泉バスターミナルから徒歩5分
  • 言語対応:日本語
  • 含まれているもの:
    ・老舗和菓子職人による解説
    ・とて焼一つ分の材料・制作費
    ・お飲み物1杯(コーヒー/紅茶/リンゴジュース)
  • 参加者条件:
    ・年齢制限なし。
    (小学生までは成人同伴必須。未就学児は生地を焼く部分はどなたかが代わりに作業をお願いいたします)
    ・体験せず同伴のみも可。ご一緒に召し上がる場合は、通常のカフェ料金でとて焼注文可能。
    ・他のお客様とご一緒での催行が基本となります。
  • その他注意事項:
    ・アレルギーなどある場合は事前にお知らせください。
    ・あんこが苦手な方はチョコに変更が可能です。
  • 予約方法:
    参加希望の方は、お電話にてご連絡ください。
    ※営業状況によってお受けできない場合もございます。予めご了承ください。
    Tel: 0287-32-2155
  • 申し込み締め切り:
    参加希望の1週間前を基本とさせていただきます。
    ※ご予約当日から、キャンセル料金100%かかります
  • 催行主体:榮太楼

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